2016年3月17日木曜日

丸森邸の情報をお寄せください

工事の中で調査を進めていますが、建物について歴史文献が残っておらず、出土品からも情報が得られていません。
このブログをご覧になっている方でご存知のことがあれば、瑞浪市役所商工課(0572-68-9805(平日のみ))または、瑞浪市教育委員会スポーツ文化課(0572-68-7710(月曜日以外))までお知らせください。

大湫宿丸森邸修復状況レポート(8)

調査状況を引き続きお知らせします。3月10日(火曜日)に再び文化財等の建物の専門家である溝口教授に現場を視察していただきました。いつの年代に復元するかを専門家の意見を伺いながら、検討します。
丸森現場視察
土間のたたきを調査している様子です。
丸森土間のたたき出土品が現れてきました。床下で囲炉裏跡と思われる場所を調査したところ、さまざまなものが出てきましたが、歴史分析できる貴重なものは出てこなかったようです。
丸森出土品引き続き調査活動を実施します。しばらくの間、工事はお休みです。

2016年3月7日月曜日

大湫宿丸森邸修復状況レポート(7)

現場内の取り外し作業が終わり、調査が始まります。
床組みの実測調査状況です。床板を取り外し、巻尺で実測調査をしている様子です。
丸森床組実測調査
大湫地区内の方を対象に現場見学会を実施しました。大湫地区景観勉強会が始まる前に現場見学会を実施しました。見学者は「だいぶ様子が変わったね。」「かびの臭いがするな。」と今まで見えなかった箇所に関心をもって見学されました。
丸森現場見学会
取り外し部材の調査状況です。各部材毎をスケッチし、樹種や腐食状態などを調査しました。これは記録の目的に加え、部材をどこまで保存し既存利用するか、繕いまでで良いか、取替えが必要なのかを判断するために調査します。
丸森部材調査
森川家の歴史文献が少ないことから、部材を調査することにより年代を特定できる可能性があるため、この調査は非常に重要な意味があります。

2016年3月2日水曜日

大湫宿丸森邸修復状況レポート(6)

床板は、再び張り直すため大工さんが可能な限り傷つけないように慎重に外していきます。
丸森床板
床板を取り外した後、床組みが見えてきました。新築工事では見ないさまざまな形をした根太、大引き、束があり、時代を感じます。
丸森床組み
 根太も床板と同じように丁寧に取り外していきます。
丸森根太
根太を取り外し、大引きを残して再度調査をおこないます。主な解体作業を終え、これから本格的な調査期間に入ります。
丸森大引き