2016年3月7日月曜日

大湫宿丸森邸修復状況レポート(7)

現場内の取り外し作業が終わり、調査が始まります。
床組みの実測調査状況です。床板を取り外し、巻尺で実測調査をしている様子です。
丸森床組実測調査
大湫地区内の方を対象に現場見学会を実施しました。大湫地区景観勉強会が始まる前に現場見学会を実施しました。見学者は「だいぶ様子が変わったね。」「かびの臭いがするな。」と今まで見えなかった箇所に関心をもって見学されました。
丸森現場見学会
取り外し部材の調査状況です。各部材毎をスケッチし、樹種や腐食状態などを調査しました。これは記録の目的に加え、部材をどこまで保存し既存利用するか、繕いまでで良いか、取替えが必要なのかを判断するために調査します。
丸森部材調査
森川家の歴史文献が少ないことから、部材を調査することにより年代を特定できる可能性があるため、この調査は非常に重要な意味があります。